職場の教養|Origami
Origami
「折り紙」の起源については諸説あり、明確なものはないようです。
七世紀初めに大陸から紙の製法が伝えられた後、日本の伝統文化の中で生まれ、独自に発展して人々の思いを形にする手段として愛されてきました。
現代の折り紙の基礎が確立されたのは江戸時代で、この時代にシンプルなデザインが庶民の間で広まりました。
現在、「Origami」は、すでに世界共通語となっており、この日本の伝統工芸技術を産業的に応用しようという取り組みが国内外で進行中です。
例えば、第二次世界大戦後、英国人エンジニアが、折り紙に切り込みを入れて作った七夕飾りからヒントを得て開発したとされる「ハニカムコア」があります。
「ハニカムコア」とは、六角形の筒を蜂の巣状に平面に敷き詰めたもので、段ボール製の緩衝材など、私たちの暮らしに役立っています。
たった一枚の紙でも、 様々な工夫や思いがあれば、大きな成果が生まれることを教えてくれているのかもしれません。今日の心がけ◆思いを込めて工夫しましょう
職場の教養 2025年2月号
感想例①
折り紙って子どもの頃にやったきりで、その後はあまり触れていなかったのですが、実は産業にも応用されてると知って驚きました。
この「ハニカムコア」みたいに、折り紙の発想が段ボールの緩衝材になってるなんて、全然考えたことなかったです。
シンプルなものでも工夫次第で色々な分野に活かせるんだなぁと思うと、何事も発想の転換が大事なんだなと感じます。
仕事でも、予算や時間が限られてる中でどうやって工夫するかっていう場面が多いので、折り紙みたいな発想がヒントになるかもしれないですね。
あと、「Origami」が世界共通語になってるっていうのも、日本の文化がしっかり世界に根付いてる証拠で、ちょっと誇らしい気持ちになりました。
外国の友達に折り紙を教えたことがあるんですけど、すごく楽しんでくれて、「日本の文化って面白い!」って言ってもらえたのを思い出しました。
感想例②
折り紙が技術として産業に応用されてるのはすごいと思うけど、それがどれだけ「日本の折り紙文化」として認識されてるのかはちょっと疑問です。
「ハニカムコア」はイギリスのエンジニアが発明したとのことですが、元になった折り紙の技術がどれだけ評価されてるのか…って考えると、ちょっとモヤモヤします。
青色LEDとか、電気自動車とかは日本が先駆けでしたが、その後の発展や大規模な市場展開は海外の企業にリードされていて、ちょっと歯がゆい思いがあります。
日本は技術やアイデアを生み出す力はあるのに、それをビジネスとして大きく展開したり、利益を生み出す仕組みを作るとなると、苦手な傾向があるように思います。
日本の伝統や技術をどのように発信し、産業につなげていくかをもっと考えるべきなのかもしれません。
感想例③
「折り紙」が「Origami」として世界共通語になったように、日本には海外で評価されてるものが結構ありますよね。
最近だと「Bento(弁当)」とか「Ikigai(生きがい)」なんかも海外で人気だし、「Kawaii(かわいい)」っていうのもありましたよね。
SNSでは「#BentoBox」や「#Kyaraben(キャラ弁)」のタグがついた投稿があったりします。
Bentoが人気になった理由は、ヘルシーでバランスが良く、コンパクトだけど機能的で、無駄がない点だそうです。
これって折り紙とも共通している気がします。
一枚の紙を折りたたんで形を作るのと同じように、Bentoも「限られた小さい箱の中で、どうやって無駄なく美しく詰めるか」を考えるのが、日本の文化なんだなと思いました。
お弁当作りは正直大変ですが、これも文化と捉えて、明日も頑張って作ろうと思います(笑)