職場の教養｜草木の生き様
草木の生き様
まもなく春が訪れます。
暖かな季節になると、さまざまな木々や草花が芽吹き、豊かな色彩で私たちの心を癒してくれるでしょう。
一方、冬の冷たい空気の中でも一生懸命に葉を広げる植物も多くあります。
オオイヌノフグリやナズナなど、寒い季節に花を咲かせる野草もあり、その小さな姿に秘められた生命力には驚かされます。
また、葉が落ちた木々は一見すると寂しげですが、その内部では来たる春に向けて着々と準備を進めています。
寒風（かんぷう）に身を晒しながらもひたむきに生きる姿を見ていると、力強さを感じることでしょう。
私たちもまた、生きている限り多くの苦難に遭遇します。
時には心がくじけそうになることもあるでしょう。
そんな時、草木の粘り強い生き様を思い出すことで、勇気を得られるかもしれません。
苦しいと感じる時があっても、必ず春が巡って来るように、自らの状況を改善できると信じて、明るく堂々と問題解決に取り組みたいものです。今日の心がけ◆困難に向き合いましょう
職場の教養 2025年2月号
感想例①
この話を読みながら、ふと学生時代の部活動の厳しい練習を思い出しました。
寒い冬の中でも、部員全員が一致団結してひたむきに取り組んだ姿は、厳しい環境の中で咲く野草のように美しかったのではないかと、今は感じています。
あの時の努力や仲間との絆が、今の私の仕事や人間関係にも大きな影響を与えているような気がします。
仕事や日常生活でも、今が苦しいと感じる時こそ、見えないところでの努力を続けることが大切だと改めて思いました。
また、自然が季節ごとに変わるように、私たちも時には自分をリセットし、新たな視点で物事に取り組む必要があるのだと気づかされました。
苦しい状況でも、必ず未来に希望があると信じ、日々の努力を続けていきたいと思います。
感想例②
葉を落とした木々が、一見すると静かに見えても春に向けて準備を進めているという話には、人の努力とも通じるものを感じました。
外からは何も変わっていないように見えても、内側では成長していることってありますよね。
でも、現実には努力しても報われないこともあります。むしろ、無理に耐えようとせずに環境を変える選択肢もあっていいのではないでしょうか。
環境が厳しすぎると生き延びられない草木もあることを忘れてはいけないと思います。
植物のようにじっと耐えるのではなく、より良い環境に移るという選択肢もあるはずです。
努力も大事ですが「どうすれば無理なく、自分に合った形で生きていけるか」を考えることが大切だと感じました。
感想例③
冬でも花を咲かせる草花の話を読んで、植物ってすごいなと思うと同時に、「人間も冬眠できたらいいのに」と考えてしまいました。
特に寒い朝、布団から出るのがつらい時は、木々のように「今は春に向けた準備期間」と思ってもう少し寝かせてもらいたいなと思います（笑）
また、草木は黙って耐えていますが、人間には仲間がいるのが強みですよね。
冬を乗り越えるには、自分だけで頑張るのではなく、周りと助け合うことも大事なのではないでしょうか。
植物の生き方に学ぶのもいいですが、私たち人間には「工夫する力」があります。
寒さに耐えるだけでなく、暖かく過ごせる方法を考えるのも、また一つの生き方かなと思いました。
