職場の教養｜心の姿勢
心の姿勢
私たちは、仕事や家庭、趣味の集まりなどを通して、多くの人と接し、人生を豊かに彩る様々な経験をしながら日常生活を営んでいます。
努力が実る日もあれば、過度のプレッシャーによって実力が発揮できずに後悔する日もあるでしょう。
武田信玄は、甲斐国（かいのくに）(現在の山梨県)の有名な戦国大名です。
信玄の格言の一つに「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」という言葉があります。
この言葉は、信玄が家臣や民衆に語った教えとして広く知られています。
勇敢に物事にあたる強い決意と、真面目に努力する人柄が表われています。
現代でも、その時その場の心の在り方が周囲に影響を及ぼすと考えて、自身がやるべきことに対する努力を怠らない人がいます。
時代を超えて、私たちに持つべき心の姿勢を示してくれる信玄の言葉に学び、 あらゆる場面で自己研鑽に励み、周囲との調和に貢献したいものです。今日の心がけ◆心の姿勢に磨きをかけましょう
職場の教養 2025年2月号
感想例①
「一生懸命だと知恵が出る」という言葉を読んで、確かになぁと思いました。
振り返ってみると、自分が本気で取り組んだことって、たとえ失敗しても「次はこうしよう」と工夫することが多いんですよね。
逆に、中途半端な気持ちでやると、「なんかうまくいかないなぁ…」とただ不満を言って終わることがよくあります。
仕事でも、難しい案件ほど「どうしたらいいか」を必死に考えて、結果として成長につながることが多い気がします。
最近も、ちょっと苦手な業務に取り組んだとき、最初は「めんどくさいな…」と思ったのに、やっていくうちにコツがわかって、最後は意外と楽しめたことがありました。
この話を読んで、「やるなら本気でやったほうが、自分のためにもなるんだな」と改めて思いました。
感想例②
「一生懸命であれば知恵が出る」と書かれていますが、実際にはそう簡単にいかないことも多いですよね。
どれだけ頑張っても報われないこともあるし、一生懸命やりすぎて逆に疲れてしまうこともあります。
信玄自身も戦上手として知られていますが、結局のところ、天下統一を果たす前に亡くなってしまいました。
むしろ、がむしゃらにやるより、一度立ち止まって冷静に考えたほうが良い結果が出る場合もあると思います。
また、「中途半端だと愚痴が出る」というのも、必ずしも悪いことではない気がします。
愚痴を言うことでストレスを発散したり、問題点を共有して改善策を見つけたりすることもありますよね。
そう考えると、この言葉も時と場合によっては捉え方を変える必要があるのかなと思いました。
感想例③
この話を読んで、「心の姿勢」が人に与える影響って大きいなぁと思いました。
例えば、カフェで店員さんに明るく「ありがとう」と言われると、なんだか気持ちよくなるし、自分も誰かに優しくしたくなりますよね。
逆に、忙しそうにイライラしながら対応されると、「あ、すみません…」とこっちまで縮こまってしまう。
仕事でも、ポジティブな人がいると「なんか頑張れそう！」ってなるし、ネガティブな空気があると、どんどん悪い方向に引っ張られることがあるなと感じます。
「自身がやるべき努力を怠らない人が周りに良い影響を与える」というのも、そういうことなのかなと思いました。
だからこそ、自分もできるだけ前向きに、いい空気を作れるように意識したいなと思いました。
