職場の教養|さかなの日
さかなの日
日本の水産物の消費量は長期的に減少傾向にあります。
これを受け、水産庁は水産物の消費拡大を目指し、毎月三~七日を「さかなの日」と制定しました。
魚は私たちの生命の維持に欠くことができないタンパク質の重要な摂取源です。
そして、漁獲量などを適切に管理すれば、永続的に利用できるといわれています。
水産資源である魚は、自然の生態系の一部であり、漁獲しても親となる魚がある程度残っていれば、個体数の回復が可能なのです。
こうした魚を選択して食べることは、SDGsの「持続可能な生産消費形態を確保する」(目標十二:つくる責任つかう責任)にもつながります。
水産資源だけでなく、多くの資源は適切に再活用することで、永続的な利用が可能です。
生産者、消費者の両者がその方途を理解することが重要でしょう。
私たちが消費する身の回りの物について、無駄にしていることはなかったか、最大限有効活用できていたか、見直したいものです。
この世の中の限りある資源を無駄にせず、大切に活用していきましょう。
今日の心がけ◆消費行動を見直しましょう
職場の教養 2025年3月号
感想例①
「さかなの日」という取り組みを初めて知りましたが、とても良い試みだと思いました。
日本は海に囲まれている国なのに、魚の消費量が年々減っているというのをニュースで見て、何となく残念に思っていました。
でも確かに、スーパーでは肉のほうが安くて調理も簡単なので、私もついそちらを選びがちです。
だからこそ、こうした取り組みを通じて「魚を食べる日」を意識できるのは良いことだと思いました。
また、魚は適切に管理すれば持続可能な資源になるという点も印象的でした。
魚の乱獲もニュースでたびたび話題になっているので、未来に向けて守り続けてほしいなと感じます。
これを機に、自分ももう少し魚を食べる習慣をつけてみようと思います。
せっかくなら、ただ食べるだけでなく、「この魚はどこで獲れたのか」「どういう食べ方が資源保護につながるのか」なども考えながら選んでみたいです。
感想例②
「さかなの日」は良い取り組みですが、本当に魚の消費拡大につながるのか疑問に感じました。
そもそも、魚の消費が減っているのは、「食べる機会が少ないから」だけではなく、値段が高くなっていることや、調理の手間がかかることも大きな理由ではないでしょうか。
魚を食べたくても、骨を取るのが面倒だったり、スーパーで手頃な値段のものがなかったりすると、結局肉を選んでしまいます。また、「魚を食べることがSDGsにつながる」と言われても、ちょっとピンとこない人も多いかもしれません。
資源を守るために「どんな魚を選ぶべきなのか」「どういう漁法が持続可能なのか」など、もっと具体的な情報を消費者に伝えないと、単に「魚を食べる機会を増やそう」と言われても、行動にはつながりにくい気がします。
魚を食べること自体は良いことですが、それを広めるためには、価格、調理の手間、情報のわかりやすさなど、もう少し消費者目線での工夫が必要ではないでしょうか。
感想例③
魚が好きな自分としては、「さかなの日」という取り組みは大歓迎です!
最近、周りの人と食事の話をしていても、「肉派」が圧倒的に多くて、魚好きとしてはちょっと寂しい思いをしていました。
でも、魚って種類も豊富だし、刺身・焼き魚・煮魚・フライなど、いろんな楽しみ方があるんですよね。食べるたびに「やっぱり魚って最高だな~」と思います。
ただ、確かに調理の手間や値段がネックになることもあるので、もっと手軽に魚を楽しめる工夫が増えたら嬉しいなと思います。
それに、魚を食べることがSDGsにもつながるなら、好きなものを食べながら環境にも貢献できるなんて、一石二鳥ですよね。
もともと好きですが、魚のことをもっと知っていったり、もっと大切に食べようかなと思いました。
これを機に、魚好き仲間を増やしていけたらいいなと思います!